破風板の劣化が気になるけど、塗装って必要？
そもそも破風板って何？
屋根の軒先に飛び出した部分が破風板です。屋根内部への雨風の侵入を防ぎ、家を守る大切な役割を担っています。
今回は、「破風板の基礎知識から塗装の重要性、材質に合わせた塗料選びのポイント」まで解説していきます。
知っておきたい破風板の基礎知識
破風板は、雨風や紫外線に常にさらされる過酷な環境にあります。そのため、屋根や外壁よりも早く劣化が進みやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
材質を問わず適切な塗装を施すことで、破風板の寿命を延ばし、建物の美観を保つことができます。
【素材別】破風板の特徴と塗装のポイント
破風板の材質は、大きく分けて「木材系」「金属系」「窯業系」の3種類があります。
- 昔ながらの住宅に多く見られる材質ですが、耐火性が低い
- 木材は呼吸をしているため、伸縮に強い塗料を選ぶことが重要
- 塗料は「キシラデコールフォレステージ」や「オスモカラー」などがおすすめ
- トタンやガルバリウム鋼板などがあり、耐久性と美粧性に優れている
- 熱に弱いため、火災時には注意が必要
- 塗装する際は、サビ止めを塗布してから鉄部専用の下塗り材を塗ることが重要
- 塗料は「サーモテックメタルプライマー」などが該当
- 近年多く採用されている材質で、耐久性・美粧性・耐火性に優れている
- セメントが主成分のため吸水性が高く、塗装による防水対策が必須
- ヒビ割れを防ぐためにも、定期的なメンテナンスが必要
- 「1液ファインウレタンU100」のような塗料が適している
塗装費用と色選びのポイント
色選びは、屋根や外壁の色に合わせるのが基本です。統一感を出すことで、建物全体が美しくまとまります。汚れが目立ちやすい白色は避けた方が無難です。
破風板塗装の費用は、劣化状況や業者によって異なりますが、一般的な相場は800円〜1,300円/㎡です。
プロへの依頼が安心安全
破風板は、建物を守る重要な役割を担っています。材質に適した塗料を選び、定期的なメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばし、美観を保つことができます。
まずは、専門知識と技術を持つ業者に見積もりを取りましょう。
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