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この記事では外壁塗装したいと思っているあなたに、アクリルシリコン樹脂塗料と、「外壁塗装で損しないために知っておくべきこと」を紹介していきます。

アクリルシリコン樹脂塗料とは、アクリル樹脂とシリコン樹脂を混ぜて作られた塗料で、両方の特性を併せ持ちます。
アクリルシリコン樹脂塗料は、現在、戸建て住宅の約7~8割で使用されている主流の塗料です。
アクリルシリコン樹脂塗料を「シリコン塗料」や「シリコン樹脂塗料」と略すメーカーが多いですが、「アクリル塗料」とは呼ばないので、アクリル樹脂塗料とは別物だと覚えておきましょう。

アクリルシリコン樹脂塗料は、価格に比べて耐久性の高い塗料です。
樹脂の違いによる塗料の耐用年数は、一般的に以下のとおりです。
塗料の種類 | 耐用年数 |
---|---|
アクリル樹脂塗料 | 5~7年 |
ウレタン樹脂塗料 | 7~10年 |
アクリルシリコン樹脂塗料(シリコン樹脂塗料) | 10~15年 |
フッ素樹脂塗料 | 15~20年 |
アクリルシリコン樹脂塗料は、高グレードのフッ素樹脂塗料に迫る耐久性を持ちながらも、価格はフッ素樹脂塗料の6割ほどです。
コスパの良い塗料を探している方にアクリル樹脂塗料はおすすめです。
アクリル樹脂塗料は光沢・ツヤのある仕上がりになります。
また、高い防汚効果をもち、美しい見た目を保つことができるでしょう。
汚れにくいため、メンテナンスの手間もかかりません。
アクリルシリコン樹脂塗料は、変色しづらく、塗った直後の色をキープできます。
なぜなら、アクリルシリコン樹脂塗料は、紫外線や雨の影響を受けにくい塗料だからです。
たとえば、ウレタン樹脂塗料は、日光で黄ばみやすく、色が長持ちしません。
長期間、塗りたての色を長持ちさせたい人は、アクリルシリコン樹脂塗料を検討しましょう。
アクリルシリコン樹脂塗料は、他の塗料よりも乾燥後の塗膜が硬いため、ひび割れしやすいことがデメリットです。
地震の多い地域では避けましょう。

アクリルシリコン樹脂塗料を選ぶ際は、シリコンの含有量に注意しましょう。
なぜなら、アクリルシリコン樹脂塗料の耐久性や耐汚性は、含まれるシリコン樹脂に由来するからです。
シリコン樹脂の含有量が低い塗料では、アクリルシリコン樹脂塗料のメリットが発揮できません。
しかし、アクリルシリコン樹脂塗料のシリコン含有量は決まりがなく、メーカーのカタログでも表示がないことが多いです。
そのため、シリコン含有量の低い安い塗料を、シリコンが多い塗料だと偽って高額な費用を請求する悪徳業者もいます。
そのような詐欺に遭わないためにも、アクリルシリコン樹脂塗料を使用する際には、信頼できる業者を見つけることが重要!

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